緑内障になりやすいと言われてから早や10年以上が経ち、ついにこの記事を書く時がやってきました。緑内障の治療が開始するので、その過程を記録していきます。
緑内障の通院歴
- おそらく初めて視野検査実施(30代後半)
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初めて視野検査を受けたのは30代後半。健康診断時に視野検査を追加したところ、緑内障になりやすいと言われ、半年ごとに検査するように勧めらる。
- 緑内障治療で有名な病院へ
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緑内障治療で評判の良い病院に行きましたが、「緑内障ですね、まだ様子を見ましょう」という曖昧な診断で、医師や検査担当者の対応が冷たく感じたため、別の病院を探すことに。
- 知人の勧める眼科、近場の眼科
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知人の紹介で通った眼科でも、「緑内障ぽいが、はっきりと緑内障とは言えないため、様子を見ましょう」と診断されました。丁寧な説明をしてくれる先生でしたが、通院が遠かったため、近場の眼科を探す。点眼治療は、開始すると毎日点眼しなければならない、年齢も若いから点眼開始は遅いほうがよいとのことで、まだ点眼するするほどはっきりと緑内障とも言えないため、しばらく検査通院を続ける。
- 緑内障と診断される(40歳頃)
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少し進行したらしく、緑内障と言えるでしょうという、なんとも曖昧な基準なのかついに緑内障と言われる。ただ、やはり点眼するほどでもないということで検査通院を続ける。
- 緑内障レーザー(SLT)を受ける(45歳)
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SLT=選択的レーザー線維柱帯形成術というレーザーを目に当てる治療を行う。全然痛みがないと言われていたのだが、5分くらい両目にレーザーを当てられながらずっとチクチクと痛かった。
- 点眼治療開始(47歳)
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その後も検査通院を続けていたのだが、ついに今日点眼しましょう、と言われ点眼治療開始となる。
緑内障の検査
診療明細書を見ると、緑内障の検査として、次のようなものを受けています。
- 視力検査:小学生からやっている右・左・上・下、のやつ。
- 精密眼圧:風を当てて眼圧を測るやつ。眼が乾くやつ。
- スリットM:角膜や結膜、水晶体、虹彩、硝子体の前部などの状態を観察する検査。
- 精密眼底検査:網膜の断層画像を撮影する検査。
- 眼底三次元画像解析:光干渉断層計という検査機器を使用して、網膜の断層画像を撮影する検査。眼底検査だけではできなかった網膜の断面を観察ができ、網膜疾患、黄斑部病変の診断が正確になるとのこと。
- 静的量的視野検査:顔を固定し一点を見つめて、出現する光が見えるかを判断し見えていない部分を洗い出す検査
緑内障の治療
緑内障は改善することがなく進行する病気のため、治療は病気の進行をくい止めることが大事とのこと。眼圧を低くコントロールすることが有効とされており、レーザー治療や手術、眼圧を下げる点眼薬が一般的です。私が受けたレーザー治療もこの1つ。そしていよいよ点眼薬も開始。
眼の状態
現在、右目だけが悪い状態で、眼の状態はこのような感じです。右目の下一部分の神経線繊維層が薄く、見えづらい場所は、右目の上一部分。薄い箇所と見えづらい箇所は反転するらしいです。今日知った。
点眼薬
ラタノプロスト
プロスタグランジンF2α誘導体 緑内障 ・高眼圧症治療剤。1日1回点眼。
房水流出経路からの流出を促進することにより、眼圧を下げる効果があるらしい。
一方でまつげが伸びやすく、点眼後洗顔しなければ目の周りが黒ずんだりたるんだりするらしい。必ず顔を洗うよう病院でも薬局でも何度も言われる。
薬局では、常温と冷蔵庫保存のどちらがいいかを聞かれ、どう違うのか尋ねたところ、価格も同じらしく、違いは先発で販売されたものはテスト期間がある場合もあり成分的に保存しておくほうがいいことがあるから、という曖昧な回答だったけれど、旅行などでも持ち運べるように常温を選択。毎晩お風呂に入る前に点眼をするようにするぞ。
目薬と一緒に写っているのは、ジョジョ4 部東方仗助のスタンド「クレイジー・ダイヤモンド」。
壊れたものに触れると元の形に「直す」能力をもつ優しいスタンド。私の前にも現れてほしいw
いよいよ緑内障との付き合いが始まった。緑内障は改善することはなく進行をゆっくりいずれは見えなくなるらしいけれど、どこまで生きるかわからないし、生きている内に見えなくなるのかもしれないけれど、できる限りの治療はやっていこう。
一番に考えるのは、今の仕事のこと。1日8時間以上パソコンに向き合うWEBの仕事を20年近くやっているのだから、目は悪くなるのは当たり前すぎる。このままじゃいけないよなと薄々思ってはいたが、何をやるべきかしっかり考えようと思う。子育ても終わり、趣味も楽しめていて、のんびりと過ごせている今こそ、仕事のことを考えるいいタイミングなのかと思う。
緑内障は40歳以上の20人に1人が発症すると言われていて、自覚症状が全くないのが特徴。私も視野検査をしないとどこが見えづらいか自覚症状はまったくないです。
もし40代以上の人でこのブログを読んでくれて視野検査や眼圧検査を受けたことがない人は検査言ってみて欲しいです。