連載のはじめに
なので、ちょっとネガティブに感じる「離婚」に関する記事を書くのはそぐわないかなと考えておりました。
ですが、自分がしてきた経験を共有することで、同じような経験をしている人たちに、ちょっとでも何か共感したり救いになったりすることにつながればいいなとの思いもありました。
働くお母さん=ワーキングマザーとしての18年の記録、かつ離婚してからのシングルマザーとしての記録。リモートワークができるようになった現在のこともご紹介していきます。少しでも何かお役に立てたら幸いです。
「シングルマザー体験記」vol1〜プロローグ
「あと6年間なんとか働きたい。」
2020年春。
春から大学生の子供と高校生の二人の子供がいる私は、下の子供が大学を卒業するまでなんとか働き続けることを目標としてこれまで働いてきました。
それが2020年4月からあと6年間。
これは、私が12年前に離婚をしてからずっとひたすら祈り続けていたことでした。
「子供を大学卒業させるまでなんとか働きたい」と。
贅沢を言うと「元気に働きたい」と。
離婚した理由
離婚した理由はたわいも無いことです。
今ではなんで離婚したんだっけ笑、と言えるほどの思い出くらいのものにすることができています。
子供たちの父親も、これまでとても真面目に子供に対して向き合ってくれていて、子供に対していつも助けてくれていて、本当に幸せなことだなと常々感謝しています。
ただ、離婚をしようとぼんやり決意してから実際に離婚するまでは、いわゆる「結婚より離婚が大変」をしみじみと感じる経験をしました。
特に、子供がいて離婚をすること。
働きながら親一人で子供を育てること。
さらに、私の場合、自分の実家に頼ることができずに子供がいて離婚をすること。
この大変だった記憶だけは、今も思い出すと、涙が出てきます。
一方で、離婚してもとても楽しく暮らし、元気に過ごしてきたことも確かです。
この連載を通して、冒頭でも記したように私と同じような「離婚」「シングルマザー」さらには「ワーキングマザー」の方に、こんな人もいるんだ、自分だけじゃ無いんだ、とちょっぴりでも気持ちが楽になるようになってもらえたらいいな、と考えて書いていくことにしました。
誰かの心に届く記事になると嬉しいです。